パワーカップルに潜むリスクを洗ってみた
みなさん、こんにちは。
国内の不動産業界で2021年より一気に需要が伸びているのが「新築マンション」販売です。
私もかなり昔に知り合いにめちゃくちゃ購入をプッシュされ、かなり検討しましたが私が購入するとその紹介者に手数料が入るという裏側を聞いてやめた過去があります。今思うと買わなくて正解でした。多分利益出なかったと思います。
いわゆるタワマンと呼ばれる都内の高級マンションは、新型コロナウイルスによるテレワークの普及などによって再度注目を集めており、コロナ禍において数少ない「業績を伸ばしている市場」になりました。
さらに、これらを購入しているメインの顧客層は「パワーカップル」と呼ばれる人達です。しかし、パワーカップルだからと言っても安易に新築マンションを購入するにはリスクが伴います。
パワーカップルとは
パワーカップルと呼ばれる層は夫婦共働きで、それぞれの年収が700万円以上、世帯年収にして1400万円以上になるカップルのことを指す言葉です。なかなかですよね。
現在、パワーカップルと呼ばれる年齢層の多くはこれから新居を探している20代、30代が中心のため、比較的若い世代であることも分かります。羨ましいですね。
若い世代のパワーカップルがなぜタワーマンションなどの購入に踏み切るのか。その理由の1つには「資産性が高いだろう」というものも含まれています。
世帯年収が1400万円以上あり、まだまだ働ける世代のパワーカップルがタワーマンションのような高額物件を購入する。第三者視点からすれば単純に憧れを抱くような状況かもしれませんが、冒頭でも述べた通り、油断は厳禁なのです。
注意点:マンションを「資産性」で判断することは難しい
都内の高級マンションであれば”価値がない”ということはありません。しかし、不動産における充分な知識がないまま資産性などに期待することはリスクがあるのです。
物件によっては不動産価値が今度下がっていく可能性は充分にあります。さらに日本という国の状況として、少子高齢社会を本格的に迎えるのは、今後の20年です。
少子高齢社会が広がれば、空き家や空き土地は現在よりも増加すると言われており、需要と供給のバランスが崩れてしまう可能性があります。
もちろん、都内の一等地という立地は立派な資産性の1つですが、地方では農業用地などに使用出来る広い土地は後継者となる相続人が「売れる間に売りたい」という声も少なくありません。
高級マンションの購入理由が資産性が「高そうだから」。これは希望的観測に過ぎません。
資産性が「高いから」と言い切れない場合には、知識の少ないパワーカップルがマンションを購入すると、資産にマイナスの影響を及ぼす可能性があるのです。
投資の選択肢は無数にある
投資や資産形成、運用の方法は非常に幅広く、不動産に限られたものではありません。
不動産投資であれば、新築マンションを購入してそれを貸し出すという方法を取ることも多いですが、パワーカップルの中には自分たちがそこに住みながら「資産性の維持」を期待しています。
これは一言で言えばリスクを考慮出来ていないとも見て取れるのです。投資信託や株式投資をメインにしている、いわゆる「プロの投資家」は様々なリスクヘッジをかけながら私生活と「運用資産」はハッキリと分けていることも多いのです。
パワーカップルという一定以上の世帯年収がある層であれば、それだけ「投資先や種類を選べる」立場であることも自覚出来るでしょう。
金融リテラシーを身に付けるという意味では、自分自身の知識へ投資することも1つの選択肢ですし、プロの投資家から投資を学ぶというのも選択肢の1つです。
まとめ 憶測よりも実績のある選択を
一般的な世帯年収よりも生活水準の高いパワーカップルの方々は、当然ながらそれだけの努力と能力を付けてきたことは分かります。ただし、問題なのは「労働収入において優遇される努力や能力を伸ばしてきた」というケースです。
また、会社員でパワーカップルになればあくまでも会社があってこそ成り立っているという事も忘れてはいけないポイントだと言えるでしょう。
裏を返せば、パワーカップルのように能力のある人達こそ「金融リテラシー」をいち早く身に付けて、資産形成や将来設計の選択肢とリスクヘッジを増やせる立場なのです。
周囲の流れが高級マンション購入であっても、必ずしもそれが「正解」だとは限りません。投資や資産性という意味では他にも考慮すべきポイントがたくさん存在しているからです。正解を早く見極められるようになりたいですよね。
それではまた。
Honest Japanをフォロー
Honest Japanは世界標準のライフスタイルを叶える究極ガイドです。ご興味ある方は、X(旧Twitter)、Instagramもご覧下さい。
X(旧Twitter) InstagramRANKING人気記事ランキング
- 日間
- 週間
- 月間
まだデータがありません。
まだデータがありません。
まだデータがありません。
TAG
NEWS最新ニュース
- ネット銀行の賢い使い方とは!?ネット銀行が再び注…
- 銀行で定期口座を作るなら、銀行の株を買う方が良い…
- ふるさと納税は節約に活かせる!?3つのメリットを…
- 副業への課税強化か!?副業所得300万円の壁とは…
- 「後払い決済(BNPL→Buy Now Pay …