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【後編】古代から伝わるバビロン大富豪の教えとは!?

みなさん、こんにちは。

前回は「バビロン大富豪の教え」からお金持ちになる方法について学んでいきました。後編はその教えを振り返りながら、お金持ちになる為に本当に必要なことは何なのかというのを学んでいこうと思います。

「黄金を増やす7つ道具」という7つの教えを授けたアルカドは最後にバンシルに問います。

「目の前の金貨の袋と知恵の入っている袋をどちらが大事か?」アルカドから教えを受けたバンシルは迷わず知恵の袋を選びます。

アルカドは「知恵の方が金貨よりも価値があることを証明できるか?」と言い、バンシルは証明の旅に出ることになります。

金貨の袋と知恵の袋アルカドはどちらもバンシルに与えます。

旅のルールは2つ。

  1. 両方の袋を金貨で満たすまで帰ってはいけない
  2. 知恵の袋は金貨を全て失うまで開けてはいけない

証明の旅に出たバンシルは男達に出会います。大金を持ったバンシルに男達は馬のレースを持ちかけます。

自分達の自慢の馬で金持ちの馬と勝負をするから金を賭けろというもので、金貨を増やしたかったバンシルはその言葉に乗ってアルカドからもらった金貨をかけてしまいます。

結果は金持ちの馬が勝ち、バンシルは持ち金の半分を失います。男達は次こそは必ず勝つのでもうひと勝負と言います。しかし、仲間の1人である少年から実は金持ちと男達はグルでお金を騙し取っていると聞かされバンシルは手を引きます。

次にバンシルは男達の不正を教えてくれた少年と意気投合し新たな商売を始めます。少年の知り合いから宝石屋の仕事を継ぐことになり、バンシルは宝石職人として働くことになります。報酬の取り分は職人であるバンシルが7割、少年が3割。

バンシルは一生懸命働き、宝石が売れ始めると少年は何もしませんが3割の報酬をもらっていきます。そんな少年に不満を抱え過ごしていたある日、バンシルは少年の悪い噂を聞きます。

不安になり自分の報酬を貯めていた箱を見ると中は空に。何もしないばかりか少年はバンシルのお金にまで手を付けていたのです。

こうしてバンシルはアルカドからもらった全ての金貨を失いました。失意の中バンシルは知恵の袋は金貨を全て失うまで開けてはいけないというルールを思い出し知恵の袋を開けます。

知恵の袋の中のは

そこには「収入の10分の1を貯金せよ」「貯めた金に働かせよ」という見覚えのある教えが。更に「非現実的な利益に目をくらませるな」「理解していない商売には手を出すな」という文言がありました。

そうです、バンシルは金貨を増やそうとするあまり非現実的な利益を思い描き理解していない商売に手を出してしまっていたのです。

そして最後に「黄金の扱いに秀でた者に熱心に耳を傾けよ」と。ほとんどが聞き覚えのある教えですが、自分の間違いを身をもって知ったバンシルは今まで以上に真摯に受け止めました。

バンシルは心を改めバビロニアに戻り0からやり直します。

0からのスタート

彼は外壁工事の仕事に就き真面目に働き貯金をします。すると1年後上司からその真面目さを評価され、出資話を持ちかけられます。

上司は「青銅をたくさん持って帰ってくる事業へ出資をしないか?」とバンシルを誘います。

「王は門に必要な青銅を高値で買ってくれるはず、もし王が買わなくても適切な価格で他の業者に売れる」と上司は説明しますが、一度失敗しているバンシルはその誘いを断ります。

しかし、バンシルは上司にある提案をします。

「その話計画段階から僕も参加させてくれませんか?」と投資ではなく、計画段階から事業に参加することを望んだのです。バンシルは青銅にはツテがあると宝石事業での繋がりを活かし、事業の経営メンバーになります。

その後、バンシル達は青銅を持ち帰り王に高値で売ることに成功しました。見事に事業を成し遂げ王の信頼を得たバンシル達のチームは様々なプロジェクトを成功させ栄えていきます。

その後、成功を収めたバンシルは故郷へ帰還します。アルカドの元を旅立ってから3年の月日が過ぎていました。バンシルはアルカドの元へ行き起こったことの全てを話します。

そして最初の3倍に増やした金貨を出し「最初にもらったお金よりも知恵が価値のある証明」としてアルカドに渡します。

アルカドは「合格」と告げバンシルは証明を成し遂げたのです。こうしてバンシルとアルカドはバビロニアの更なる繁栄を共に誓い合いました。

まとめ

さて、この物語の最も面白いところはどこでしょう?この物語の本質は金貨の袋と知恵の袋を分け与えたシーンにあります。

アルカドは金貨を倍にして両方の袋を金貨で満たして来いと言いましたよね。この物語に似ている話があります。

村上ファンドの村上世彰は父親が投資家で子供の頃に大学生までの小遣い100万円を一括でもらい、大学生の時には億になっていたというもの。

村上少年はもらった100万円を使い切るのではなく、増やしたいと考え投資をしました。日本ではよく何かのお手伝いをした対価としてお小遣いをあげますよね。それでは労働者マインドを育てるだけです。

大事なのは労働者マインドではなく投資家マインド。黄金を増やす7つの道具でポイントなのは「貯めた金に働かせよ」なのです。

投資家マインドが重要だということが分かりましたね。今後はではそのマインドをどう活かすかに触れていきたいと思います。

それではまた。

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