【前編】古代から伝わるバビロン大富豪の教えとは!?
みなさん、こんにちは。
「お金持ちになりたい」というのは誰しも一度は考える夢ですよね。それでは実際にお金持ちになるにはどうしたらいいのか。
必要なのは最新のビジネス本の知識?
いいえ、違います。その答えは古代から変わりません。
今回は中田敦彦さんのYouTube大学でも紹介されている、バビロニア王国をモチーフにした「バビロン大富豪の教え」からお金持ちへの道を紐解いていきましょう。
バビロンとは
バビロンとはバビロニア王国(紀元前18世紀〜前4世紀)のこと。旧約聖書では当時ものすごく発展していた強国として描かれています。
バビロン大富豪の教えとは、1926年にアメリカで書かれた経済的寓話集のことです。バビロニアという王国が栄えに栄えていたのは何故なのか?という疑問から作られた寓話です。
そもそも、バビロニア王国は何故栄えていたのでしょう。国を豊かにするほどに資源が豊富だったのでしょうか?実はその逆でバビロニアは資源がとても少ない国だったのです。
バビロニア王国は資源が少ないがゆえに交易と金融が発達した国でした。金融のシステムが確立しており、神殿で穀物の貸付等を行いそれが銀行の起源だったとも言われています。
それでは、バビロン大富豪の教えとは具体的にどのようなものなのか学んでいきましょう。
バビロン大富豪の教えについて
この物語の登場人物は主に2人。バンシルという貧しい職人の息子とアルカドという大富豪のお話です。バンシルの父親は武器職人ですが、商売下手で働けど働けど貧しい暮らしをしています。
そんな生活の中バンシルは考えます。
「お金持ちとそうでない人がいる」という、この世界には貧富の差があることを。そしてバンシルは友を連れバビロンの大富豪であるアルカドにその疑問をぶつけるのです。
バンシルはアルカドに「金持ちになりたい」と教えを請います。そんなバンシル達にアルカドは問います。
アルカド「金持ちとは何だ」
バンシル「お金をたくさん持っている人だ」
アルカド「では私が多くの金貨をお前に分け与えたらどうする?」
バンシルの友人「パンや肉やハチミツを買う」
アルカド「それで金は増えるのか?」
多くのお金を得ても使えばなくなりそれでおしまい、金持ちにはなれません。「金持ちとはお金をたくさん持っている人のことではなくお金の増やし方を知っている人である」とアルカドは言います。
お金の増やし方を知りたがるバンシルにアルカドは第一の教えを授けます。
「収入の10分の1を貯金せよ」
「その教えが守れていたら半年後、学びの殿堂へ来い」とアルカドはバンシルに告げます。その言葉通り、バンシルは半年間教えを守り学びの殿堂の門をくぐることになります。
ここで言う学びの殿堂とはお金に関する教育機関のこと。
この時代バビロニアには他地域にはなかったお金の教育をする専門機関があり、王族から奴隷まで知識の前では皆平等に扱われました。
多くの民にファイナンシャルリテラシーの教育が行き届いていたことが、バビロニア王国が圧倒的に発展した理由とも言われています。
学びの殿堂でアルカドは生徒達にお金を増やす為の講義をします。
その名も「黄金を増やす為の7つ道具」
黄金を増やす為の7つ道具
- 収入の10分の1を貯金せよ
アルカドの最初の教えでもあり、数多くのお金の本にも登場する文言です。これは先取り貯金と言い、給与が入ってきたら10分の1を先に取って別の口座に貯金するだけでできます。
- 欲望に優先順位をつけよ
これは収入の10分の1を貯金に回したならば、残りの10分の9の中で暮らせというもの。人間の欲望には際限がなく、収入が上がれば支出も増えます。
制限の中で暮らすことにより本当に欲しいものを取捨選択する能力が身に付きます。これを支出管理と言います。
- 貯めた金に働かせよ
お金を貯められるようになってもそれだけではお金はほとんど増えません。貯めたお金を働かせる、つまり投資です。日本は投資に関する教育がなく、投資とギャンブルの区別が付かない人も多くいます。
4.危険や敵から金を守れ
お金の扱いに秀でた者(=賢者)を見つけ賢者の忠告を聞くこと。賢者は危ない取引や危ない投資に関して忠告を出してきます、その意見を素直に聞きましょう。
- より良きところに住め
衣食住の衣と食を贅沢する人は多いです、しかし重要なのは住。住に関しては安全性や心の豊かさに密接に関係する為、切り詰めずしっかりしたところに住むべきでしょう。
- 今日から未来の生活に備えよ
これらの知識を持った上で未来の生活を計画することが大切です。
- 自分こそを最大の資本にせよ
富める者と貧しき者、この間にある最も大きな壁は何か?それは知識を得た後に動くか動かないかの差。
この7つの教えをアルカドは生徒達に伝授するのです。
この教えがどのような富をもたらすのか、そしてこの教えの真の意味については後編でご紹介していこうと思います。
それでは、また。
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